ブレンドティーとフレーバーティーの違い
ハーブや花を使用したお茶とフレーバーを着けたお茶、
元となる原料は同じものを使用したとしても味わいは異なります。
大きく分けると下記3種があります。
1. ハーブ等とお茶を乾燥状態で混ぜて同封したもの
2. ハーブ等から茶葉に香りを移す工程を経たもの(ハーブ等が同封されていない場合)
3. ハーブ等を蒸留し、香りのエッセンスを茶葉に含ませたもの(香料含む)
いわゆるフレーバーティーと呼ばれるものは3です。
ジャスミンティーでは2と3をどちらも行っているケースがありますが、
情報として記載されている事は非常に少ないです。
しかし品質としては違いがあります。
嗅いだり口にした時に最初に感じる香りの強さは下記の順となります。
1<2<3
また、口にした後の余韻に風味が残りやすいのは
2≧1>3
多煎抽出した時に最後まで風味が残りやすいのは
1≧2>3
1と2は3と異なる風味の広がり方をし、
強さ以上に余韻の長さから奥深い香り・風味の体験となります。
これは抽出した時に水への香気成分の移りやすさが異なる事が大きな原因です。
また、1と2は香りの変化がゆっくり起こるため、
ブレンドした際に多煎による風味の変化の速度やパターンが異なるものと合わせると、
香りの強さだけでなく異なる花や果実等の印象になってゆきます。
その時その時の味わいが楽しめるのも、
多煎抽出できるお茶に共通する点です。
コメントを残す
コメントは承認され次第、表示されます。